なぜ病気はよくないと考えるのか 3
病気になることは、ものの本質・・・
つまり何が自分にとって大事なことなのか、ということを「気づかせ」てもらうための、またとない機会なのではないか、と考えるようになったのです。
実際、私が接してきたリウマチ患者さんたちは、難病を抱えて苦しんだり、悩んだりしています。
しかしその代わりといってはなんですが、地位や名誉や財産といった世俗的な欲望に振りまわされている人はほとんどおりません。
彼らの悩みはひたすら病気だけであって、それ以外の悩みからは解放されている。
これだって考えようによっては、リウマチという病気がもたらすひとつの恩恵といえなくもない。
また病気になることによって家族のきずなが強まることもある。
さらにいえば病気になることは、過去のその人の生き方への警報でもあります。
「あなたのこれまでの生き方は問題ですよ」と教えてくれている。
その欠点に気がついて修正すれば、健康で長寿が保てる。
たとえ、それがかなわなくても、病気による不安、ストレス、恐れはなくなる。
このように考えれば、病気というものをそう簡単に悪者にするのは明らかに間違いなのです。